トータルで勝つための必須条件
本来は伏せるべき事実だが、競馬で全てのレースが的中することはまずありえない。どんな予想理論を展開しようとも「獲れる馬券」・「獲れない馬券」というものがあるからだ。
それではなぜ、川崎光二は精度の高い予想を提供し続けることができるのか、答えは一つ、「獲れる馬券」のあるレースのみを厳選して提供していること、これに尽きる。
競馬に見逃し三振はなく「能力拮抗で難解なレース」、「不確定な部分が多いレース」などは見に回ることで避けられるのだ。必勝パターン「自信のあるレースにのみ1点集中で勝負する」これこそがトータルで勝つための必須条件になるのだ。
直前の情報公開が高的中率を可能にする
能力・展開・調子、枠順、天候・馬場、騎手の捌き、駆け引きと挙げれば切りがないほど、競馬ではあらゆるものが結果を左右する一因となる。
競走馬は非常にデリケートな生き物で最終追い切り後、輸送後で状態が一変してしまうケースは珍しくはないし、枠順による有利・不利が明らかなコースだってある。枠の並びによっては展開も違ってくる。馬場状態もしかりで重と良とでは適性如何で能力の逆転が起こるのである。
それにも関わらず、競馬専門紙の予想は枠順すら確定していない段階で打たれている。予想→編集→印刷→配送と販売所に並ぶまでかなりの時間を要する紙媒体の弱みである。良見込みで予想を組立て、当日に不良馬場になったからと言って一切印の変更はできないのである。
そんな状況下での予想、精度が落ちるのは火を見るよりも明らかだろう。競馬専門紙では回収率80%でトップクラスの予想家と言われているのだから、予想精度の高さは知れている。
競馬の情報は新しければ新しいほど価値がある。だから、川崎光二の渾身の勝負レースは、タイムラグを極力抑えてレース当日の正午12時から予想を提供している。
あらゆるファクターを徹底的に分析、そして直前情報を待ってから最終決断を下す。専門紙では及びのつかない吟味を重ねた予想が高的中率を可能にする。
裏付けの取れない情報は混乱を招くだけ
インターネットの普及でさまざまな情報が容易に得られるようになった。調教も時計だけではなく、動画で動きまで確認できるようになってきている。しかし、危険性も秘めていることを決して忘れていてはいけない。
情報が容易に得られるようになったのと同時に、誰しもが簡単に情報発信者になることができるようになったのだ。事実インターネット上ではさまざまな情報が蔓延している。値千金の情報もあるだろうが、眉唾物の情報がほとんどだろう。間違った情報を掴むということは不的中馬券を掴まされるのと一緒である。
専門紙、スポーツ紙と言った所在がハッキリしている情報もしかりで、厩舎コメントには特に注意が必要とされる。これらは不特定多数の人間が目にするものであり、騎手や調教師がマスコミへ対してコメントする時は、何らかの制約を受けて発していることを忘れてはいけないのだ。
「仕上がりに不安」「攻め不足だから」なんて言葉を鵜呑みにした5馬身差の圧勝劇、攻め不足を物ともせずの圧勝か、圧勝が当然のデキだったのか、恐らく大半が後者であろう。
裏付けの取れない情報は混乱を招くだけである。正確に馬の状態を把握するには「信頼できる情報ルートの確立」が必要不可欠なのだ。